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むくみの原因・メカニズム

なぜむくみが起こるの?原因とメカニズムを分かりやすく解説。

2017/01/07

むくみは、多くの女性が抱える悩みです。夕方にふくらはぎがパンパンになったり、靴がキツく感じたり、朝起きたら顔やまぶたが腫れていたりと、誰でも一度は経験済みですよね。

なぜこのようなむくみが起こるのか、そして、むくんでいる時に体内では何が起こっているのかなど、私が調べたことを丁寧に解説します。

むくみのメカニズム

むくみとは、医学用語では浮腫(ふしゅ)といい、細胞と細胞の隙間に水分が異常に溜まっている状態のことです。

細胞と細胞の隙間に水分が異常に溜まっている状態 = むくみ

細胞と細胞の隙間のことを「細胞間質(さいぼうかんしつ)」「組織間隙(そしきかんげき)」「細胞間隙(さいぼうかんげき)」などと言います。当サイトでは細胞間質で統一します。

体内の水分量と分布

もともと、人間の体の半分以上は水分で構成されています(体重の60%が水分なんです!)。水分といっても、サラサラの無色透明のお水を指すのではなく、血液やリンパ液を含め、体中のあらゆる液体状のものが水分に分類されます。そして、こうした体内の水分のことを体液と呼びます。

体液は、分布する場所とその割合もほぼ決まっています。

人間の体内の水分量と分布先の割合

上のイラストからも分かる通り、まず体液は、細胞の中にある細胞内液(体液の2/3、体重の40%)か、細胞の外側にある細胞外液(体液の1/3、体重の20%)かに分かれます。

細胞外液は、細胞と細胞の隙間を埋める細胞間質液(細胞外液の3/4、体重の15%)と血液・リンパ液(細胞外液の1/4、体重の5%)に分かれます。

むくみに関係する細胞間質液

むくみは、細胞と細胞の隙間を埋める体液である細胞間質液が過剰になった状態のことです。通常であれば、一定の割合で分布している体液の分布バランスが崩れ、体液が、細胞内でもなく、血液やリンパ液としてでもなく、細胞間質に異常に増えることがあるのです。

むくんでいる時の細胞間質液の状態のイメージをイラストにしました。

むくんでいる状態(細胞間質液の増加イメージ)

異常に増えた細胞間質液が皮膚を外側に押し広げて、むくみが生じます。

細胞間質液は、何のためにあるの?

増えすぎることでむくみを生じさせてしまう細胞間質液は、一体何のために存在しているのかというお話です。

細胞間質液は、「血管と細胞の間でモノを運ぶ役割」を持ちます。モノとは、栄養素や酸素、二酸化炭素や老廃物を意味します。

細胞間質液のイメージをイラストにしました。

心臓を出発した血液は、酸素や栄養素を乗せて体内を移動し、細胞近くの毛細血管に到達すると、酸素や栄養素を含む水分が毛細血管から外に出て、細胞間質を通り、細胞に取り込まれます。反対に、細胞からは二酸化炭素や老廃物を乗せた水分が排出され、細胞間質を通り、毛細血管やリンパ管に回収されて、心臓に戻ります。

細胞間質液の役割、血管と細胞の関係

細胞間質液のイメージ

※心臓から出発する血管が動脈、心臓へ戻る方向の血管が静脈、動脈と静脈をつなぐ網目状の血管が毛細血管です。このイラストは毛細血管(+リンパ管)と細胞の間で行われるやり取りを示しています。

色々なモノを乗せて、細胞と毛細血管・リンパ管の間を行き来している体液が細胞間質液で、毎日約20リットルもの体液が、毛細血管から細胞へ移動していると言われます。

なんらかの理由で細胞間質液の行き来がスムーズに行かなくなった時、細胞間質液が異常に溜まることでむくみます。

むくみが起こる原因

むくみは細胞間質液の異常増加によるものですが、なぜそのような状況になるのかというと、原因がいくつかあります。代表的なものを挙げると、以下のようになります。

  • 筋肉の問題(筋肉の動きの不足、筋肉量の少なさ)
  • 食生活の問題(塩分、飲酒)
  • 女性ホルモンの問題(生理前、妊娠中)
  • 病気の問題

それぞれを詳しく説明します。

筋肉の動きが少ない(立ちっぱなし・座りっぱなしなど)

筋肉には、血流を促進させる筋ポンプ作用があります。この筋ポンプ作用は、むくみを起こさないためには重要です。

血液は体中を巡っているものですが、足先から心臓に向かう血流など、重力に逆らった方向では血流が滞りやすく、血液が溜まりがちになります。こうした血流の悪化を予防したり、改善・促進するのが、筋肉の運動(つまり、筋ポンプ作用)です。筋肉が動くことで、周囲の血管を刺激し、血流が促されます。

筋肉の運動が足りない場合は、筋ポンプ作用がうまく機能せず、血流は滞りがちになります。やがて、血管に溜まりすぎた血液は血管から細胞間質へと溢れ出し、細胞間質液が異常に増加することとなります。筋肉が盛んに動いていないとむくみが起こりやすくなるということですね。

夕方に足がむくむのは、日中は重力の関係で血液が徐々に足に溜まる傾向があり、それに加えて、立ちっぱなしの接客業や座りっぱなしのオフィスワークなど、筋肉の動きが少ない(筋ポンプ作用が上手く機能しない)状態で過ごしてしまうからです。

筋ポンプ作用を促すストレッチやマッサージを日中に行っておくと、むくみ予防になります。

筋肉の量が少ない

むくみには、筋肉の運動だけでなく、筋肉の量も関係してきます。

筋肉の量が少ない場合、筋ポンプ作用の効率が悪くなるのはもちろんですが、それ以外にも、細胞での代謝が落ちるという問題があります。ここでいう代謝とは、細胞に酸素や栄養素が取り込まれたり、細胞から二酸化炭素や老廃物が排出されるという一連の動きのことです。

このやり取り(=代謝)には、先に説明した細胞間質液が使われているので、代謝が悪くなるということは、細胞間質液の行き来がスムーズに行かなくなるということでもあります。こうして細胞間質液が滞留・増加することで、むくみを起こします。

男性に比べて女性の方がむくみやすいのも、筋肉の量の違いによるものです。運動によって筋肉をつけることは、むくみにくい体質への第一歩です。

塩分の摂り過ぎ

塩分の摂り過ぎは、体内の水分増加と細胞間質液の増加をもたらします。

塩分摂取で体内の塩分濃度が高まると、体はこの塩分を薄めようとして、水分体内に溜め込もうとします。塩っ気の多いものや味付けの濃いものを食べた後に喉が乾くのはこのためです。こうして、体内の水分量が増えることで、通常よりむくみやすい状態となります。

また、それだけでなく、塩分濃度の上昇は細胞間質液を特に増やしてしまうメカニズムがあります。

塩分の構成要素であるナトリウムは、もともと細胞内より細胞外に多く存在しています。体内の塩分濃度が高くなるということは、細胞外のナトリウムの上昇につながりやすいのです。細胞外のナトリウムが増えると、それまでのナトリウム濃度を保とうとして、細胞内の水分が細胞の外に移動してしまい、細胞間質液が増加します。

塩分は、スナック菓子やインスタント食品だけでなく、しょうゆや味噌やソースといった、普段何気なく使っている調味料にも多く含まれています。塩分の摂り過ぎに心当たりがある人は、食生活の見直してみてください。

飲酒

お酒が原因でむくむこともあります。お酒を飲んだ翌朝には、特に顔やまぶたがむくみます。

アルコールには利尿作用があり、トイレが近くなることで、まずは体が脱水状態になります。この脱水状態に反応した脳が、水分補給をするように指令を出すのですが、この時に酔っ払っていることもあり、水分を過剰に摂取することで、結果としては体がタプタプになります。

そして、過剰な水分を体内に抱えたまま就寝してしまうことで、行き場を失った水分が夜中のうちに顔やまぶたに移動して、翌朝のむくみとして現れるのです。顔に水分が移動しやすいのは寝ている姿勢によるもので、なかでも、皮膚の柔らかいまぶた付近に水分が集中しやすくなります。

飲酒による脱水症状を防ぐための水分摂取は必須ですが、お水をガブガブ飲んだ後にそのまま寝てしまわず、寝る前に何度かトイレに行くようするなどのケアが必要ですね。また、お酒と一緒に塩っ気の多いおつまみを食べてしまうと、むくみを増幅させるので注意。

生理前のホルモンバランス

女性ホルモンの一つであるプロゲステロン(黄体ホルモン)は、水分を体に溜め込もうとする性質があります。プロゲステロンの分泌量が増えると、体内の水分量が増加し、結果として細胞間質液も増えてしまい、むくみます。

プロゲステロンは、生理の10日前から生理直前にかけて分泌量が増加するので、生理前にはむくみやすくなります。

妊娠中のホルモンバランス

生理前のむくみの原因であるプロゲステロンは、妊娠をサポートする役割を持つ女性ホルモンです。生理が始まると分泌量は減るのですが、妊娠した場合はプロゲステロンの分泌量が高いまま維持されます。このため、妊娠中はむくみやすくなります。

また、妊娠中は、血液を流れやすくしてお腹の赤ちゃんに栄養を届けるため、血球をあまり含まない、血しょうの多い血液が増えます。この血液増加が体内の水分増加につながり、妊娠中のむくみやすさを招きます。

他にも、妊娠中に大きくなった子宮が周りの血管を圧迫するため、血行不良になりやすく、血管に溜まった血液が細胞間質液に流出することでもむくみやすくなります。

まとめると、むくみというのは、細胞と細胞の間の水分(細胞間質液という)の異常増加のことで、筋肉の運動・量、女性ホルモン、食生活などに左右されるということですね。これまで説明したのは、全部、生理的なむくみの話です。これ以外に、病気が原因で生じるむくみもあります。

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